歯がしみる原因5つとは?「虫歯じゃないケースもあります」
「冷たい水が急に歯に響くようになった」「歯ブラシが当たるとピリッとする」といった経験はありませんか。多くの方は、歯がしみるとまず虫歯を連想されると思います。しかし、歯科医院を受診してみると「虫歯はありませんよ」と言われるケースが実は少なくありません。
歯がしみるという症状は、医学的には「歯冠部(歯の頭の部分)の損傷」や「神経の過敏状態」など、さまざまな理由で引き起こされます。東京都中央区の日本橋2丁目にある私たち「仲谷歯科・矯正歯科クリニック」では、こうした「しみる」というお悩みに対して、単にその場しのぎの処置をするのではなく、なぜしみるようになったのかという根本的な原因を突き止めることを大切にしています。日本橋駅から徒歩1分という立地から、お忙しいビジネスパーソンの方も多く来院されますが、ストレスからくる食いしばりなどが原因で歯がしみるケースも増えています。私たちは、精密な治療を丁寧に提供することをモットーに、患者さん一人ひとりのライフスタイルに合わせた解決策を提案いたします。
①虫歯(う蝕)による痛み
歯がしみる原因として最も一般的で、多くの方が最初に疑うのが虫歯です。虫歯は、お口の中の細菌が糖分を分解して酸を作り出し、その酸によって歯の表面が溶かされていく病気です。歯の構造は、表面を覆う非常に硬いエナメル質、その内側にある少し柔らかい象牙質、そして中心部を通る歯髄(神経)の三層構造になっています。
虫歯がエナメル質に留まっている段階では、痛みやしみる症状はほとんどありません。しかし、虫歯が進行して象牙質にまで達すると、外部からの刺激が神経に伝わりやすくなり、冷たいものや甘いものが「しみる」と感じるようになります。これを放置すると、温かいものがしみるようになり、最終的には何もしなくても激痛が走る「歯髄炎」という状態にまで悪化してしまいます。
虫歯が原因である場合、治療の予後(治療の後の経過の見通し)を良くするためには、できるだけ早期に発見して処置することが重要です。当院では高倍率ルーペなどを用いた精密な診断を行い、不必要に歯を削ることなく、健康な部分を最大限に残す治療を心がけています。
②知覚過敏(象牙質知覚過敏症)
「虫歯じゃないのにしみる」というケースで最も多いのが知覚過敏です。これは、本来であればエナメル質や歯ぐきに守られているはずの「象牙質」が露出してしまい、そこにある無数の小さな管(象牙細管)を通じて、外部の刺激が直接神経に伝わってしまう状態を指します。
知覚過敏が起こる具体的な理由としては、以下のようなものがあります。
- 過度な力でのブラッシングにより、歯の表面が削れてしまう。
- 加齢や歯周病によって歯ぐきが下がり、歯の根っこが露出する。
- 酸性の強い飲み物や食べ物を頻繁に摂取し、エナメル質が溶け出す。
- 過度な咬合力により、歯が敏感になる。
知覚過敏は一過性の痛みであることが多いですが、放置すると歯ブラシを当てるのが怖くなり、その部分にプラーク(歯垢)が溜まって虫歯や歯周病を誘発するというリスク因子(病気になる可能性を高める要素)にもなり得ます。
③歯周病による歯肉の退縮
歯周病は、歯を支える土台である歯ぐきや骨が破壊されていく病気です。進行すると歯を支える骨(歯槽骨)が溶けてしまい、それに伴って歯ぐきも下がっていきます。歯の根っこの部分はエナメル質が存在しないため、歯ぐきが下がって根っこが露出すると、非常にしみを強く感じるようになります。
日本橋駅周辺で働く現役世代の方々にとっても、歯周病は決して他人事ではありません。初期の歯周病は自覚症状が乏しいため、しみる症状が出て初めて事の重大さに気づくこともあります。
歯周病が原因でしみる場合、単にしみ止めの薬を塗るだけでは根本的な解決にはなりません。徹底したクリーニングと、歯周病の進行を食い止めるための継続的なメインテナンスが必要です。当院では精密な歯周病検査を行い、患者さんに合わせた予防プログラムを提案しています。
④歯ぎしり・食いしばりによる負担
近年、非常に増えているのが「ストレス」や「集中」による歯ぎしり・食いしばりが原因で歯がしみるケースです。夜寝ている間や、仕事に集中している時に無意識に強い力で噛みしめることで、歯の根元に過度な応力が集中します。
この強い力が加わり続けると、歯の根元のエナメル質が少しずつ剥がれ落ちていく「アブフラクション」という現象が起こります。その結果、象牙質が露出してしまい、冷たいものがしみるようになります。また、歯そのものが揺さぶられることで、歯の周りにある歯根膜という組織が炎症を起こし、しみるような痛みや違和感が生じることもあります。
中央区日本橋という活気あるビジネス街では、知らず知らずのうちに緊張状態が続き、食いしばりをしている方が少なくありません。当院では、噛み合わせのバランスを整えたり、就寝用のマウスピース(ナイトガード)を作製したりすることで、歯への負担を軽減するアプローチを行っています。
⑤ 歯のヒビ(破折)
目に見えないほどの細かいヒビ(マイクロクラック)が歯に入っている場合も、激しくしみることがあります。特に、以前に大きな詰め物をした歯や、神経を抜いて脆くなった歯に起こりやすい現象です。
ヒビの間から冷たい水や細菌が入り込み、神経を刺激します。噛んだ時に一瞬だけピリッとしみる、あるいは特定の角度で噛むと痛いといった症状が特徴です。ヒビの状態を正確に把握するためには、肉眼では限界があるため、拡大鏡を用いた精密な検査が欠かせません。
もし、ヒビが深いところまで達している場合は、放置すると歯が真っ二つに割れて抜歯が必要になることもあるため、早期発見と適切な補強治療が重要です。
しみる症状に対する処置と治療法
当院では、患者さんが訴える「しみる」という症状に対し、以下のステップで最適な治療を選択します。
精密な検査と診断
まずは、視診に加えてレントゲン撮影や、必要に応じて高倍率ルーペ等を使用し、虫歯の有無、歯ぐきの状態、ヒビの有無を詳細に確認します。単に「しみる」という結果だけでなく、「なぜそうなったのか」という背景を探ります。
原因に応じたアプローチ
診断に基づき、以下のような処置を行います。
- 虫歯の場合・・虫歯を除去し、セラミックやレジンなどの詰め物・被せ物で修復します。
- 知覚過敏の場合・・露出した象牙細管を封鎖する薬剤の塗布や、コーティング剤による保護を行います。
- 歯周病の場合・・スケーリング(歯石除去)やルートプレーニングを行い、歯ぐきの健康を取り戻します。
- 食いしばりの場合・・噛み合わせ調整やマウスピースの作製により、歯の物理的摩耗を防ぎます。
仲谷歯科・矯正歯科クリニックの「しみる」診療について
私たちは、日本橋という地で「精密な治療を丁寧に」提供することを一貫したポリシーとしています。歯がしみるという症状一つをとっても、その背景にはお口全体のバランスや、将来的な歯の寿命に関わる大きな問題が隠れていることがあります。
当院の強みは、一般歯科治療だけでなく矯正歯科との連携が図り易いという点にあります。例えば、歯がしみる原因が「悪い歯並びによる一部の歯への過度な負担」であった場合、その歯だけを治療しても、いずれ再発してしまいます。矯正治療の視点を取り入れることで、お口全体の噛み合わせを理想的な状態に整え、将来的に歯を失うリスクを最小限に抑えることが可能です。
また、治療中の痛みについても細心の注意を払っています。「歯医者は怖い」「麻酔が痛い」という不安を抱えている患者さんにもリラックスしていただけるよう、ソフトな治療を心がけています。
歯がしみる悩みについてのよくある質問
Q1. 市販の知覚過敏用歯磨き粉は効果がありますか?
A1. はい、軽度の知覚過敏であれば有効な場合があります。配合されている硝酸カリウムなどの成分が、神経への刺激をブロックする働きをします。ただし、数週間使用しても改善しない場合や、虫歯が原因である場合は効果が期待できませんので、早めの受診をお勧めします。
Q2. ホワイトニングをしたら歯がしみるようになりました。
A2. ホワイトニング剤の成分が一時的に歯の神経を刺激し、しみる症状が出ることがあります。多くの場合、数日で寛解(症状が一時的に落ち着いている状態)しますが、症状が強い場合は使用時間を短縮したり、濃度を調整したりする必要があります。
Q3. しみるのを放っておくとどうなりますか?
A3. 原因が虫歯であれば、神経が死んでしまい抜歯になるリスクが高まります。知覚過敏であっても、痛みのせいでしっかり磨けなくなると歯周病が悪化します。しみるのは身体からの「SOS」ですので、早期に原因を特定することが大切です。
最後に
歯がしみるという症状は、実はとても大切なサインです。痛みまでいかない「違和感」や「しみる感じ」を放置せず、向き合うことで、大切なご自身の歯を長く守ることができます。日本橋駅周辺にお勤めの方や、お住まいの方の中には、忙しさのあまりついつい受診を後回しにしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。しかし、歯のトラブルは早期対応こそが、結果として治療回数を減らし、費用を抑えることにつながります。
当院では、カウンセリングを重視し、患者さんが納得できるまで丁寧な説明を行います。精密な診査に基づき、まずは「なぜしみるのか」を一緒に確認しましょう。矯正治療との連携を含めた包括的な視点で、あなたのお口の健康をサポートいたします。日本橋駅から徒歩1分、買い物帰りや仕事の合間にも通いやすい環境を整えてお待ちしております。どうぞお気軽に、その「しみる」悩みをご相談ください。
仲谷歯科・矯正歯科クリニック
