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歯周病は治る?進行度ごとの治療方法を解説

[2026.04.16]

こんにちは。東京都中央区日本橋、日本橋駅から徒歩1分の場所にあります「仲谷歯科・矯正歯科クリニック」です。皆さんは、ご自身の歯茎の状態をじっくりと鏡で見たことはありますか。歯を磨いているときに出血したり、なんとなく歯茎が浮いているような違和感を覚えたりしたことはないでしょうか。こうした些細な変化は、実は歯周病のサインかもしれません。歯周病は「沈黙の病気」とも呼ばれ、痛みがないまま静かに進行し、最終的には大切な歯を失ってしまう恐れがある恐ろしい病気です。しかし、適切な診断と精密な治療を行えば、進行を食い止め、健康な状態を取り戻すことが期待できます。当院では、マイクロスコープや高倍率ルーペを用いた精密な処置に加え、矯正歯科との密接な連携により、お一人おひとりの口腔環境を根本から整えるアプローチを大切にしています。この記事では、歯周病が本当に治るのかという疑問から、進行度に応じた具体的な治療方法まで、詳しく解説していきます。

歯周病の症状について

歯周病は、初期段階では自覚症状がほとんどありません。しかし、進行するにつれてお口の中にさまざまな変化が現れます。ご自身でチェックできる項目をいくつか挙げてみましょう。

まず、比較的早い段階で見られるのが歯肉炎の症状です。健康な歯茎は薄いピンク色をしていますが、炎症が起きると赤く腫れ、歯磨きの際にわずかな刺激で出血することがあります。これを「いつものことだから」と放置してしまうのが、歯周病を悪化させる一番の要因となります。

中等度以上に進行してくると、以下のような症状が顕著になります。

  • 歯茎が下がって、歯が長く見えるようになった。
  • 朝起きたときに、口の中がネバネバして不快感がある。
  • 以前よりも口臭が強くなったと指摘された、あるいは自分で感じる。
  • 冷たいものや熱いものがしみる「知覚過敏」のような症状がある。
  • 硬いものを噛んだときに、歯が沈むような違和感や痛みがある。

さらに重症化すると、歯を支えている骨が溶けてしまうため、指で触ると歯がグラグラと揺れるようになります。この段階になると、自然に歯が抜け落ちてしまったり、激しい痛みで食事が困難になったりすることもあるでしょう。そうなる前に、少しでも違和感を覚えたら早めに受診することが、将来の健康を守る鍵となります。

歯周病の原因について

歯周病の直接的な原因は、お口の中に潜む細菌です。私たちの口の中には数百種類もの細菌が存在していますが、その中には歯周病を引き起こす特定の菌が含まれています。

歯の表面に付着する白くネバネバした物質は「プラーク(歯垢)」と呼ばれますが、これは単なる食べかすではなく、細菌の塊です。プラークが1ミリグラムあるとすれば、その中には1億個以上の細菌がいると言われています。このプラークが歯と歯茎の境目(歯周ポケット)に溜まると、細菌が毒素を出し、歯茎に炎症を引き起こします。これが歯周病の始まりです。

また、プラークが放置されて石灰化したものが「歯石」です。歯石の表面はザラザラしており、さらに新しいプラークが付着しやすい環境を作ってしまいます。歯石は歯磨きでは落とせないため、歯科医院での専門的なケアが必要になります。

さらに、歯周病を悪化させる「リスク因子」には以下のようなものがあります。これらが複雑に絡み合うことで、進行スピードが早まる傾向にあります。

  • 喫煙・・血管を収縮させ、栄養や酸素の供給を妨げるため、免疫力が低下します。
  • 糖尿病・・血糖値が高い状態が続くと、細菌に対する抵抗力が弱まり、炎症が悪化しやすくなります。
  • 噛み合わせの不備・・特定の歯に過度な力がかかると、歯を支える組織がダメージを受けます。
  • 生活習慣の乱れ・・睡眠不足やストレスによる免疫力の低下、食生活の偏りなどが影響します。

当院は日本橋という立地柄、お忙しいビジネスパーソンの方も多く来院されます。ストレスや多忙な生活が歯周病のリスクを高めることもありますので、全身の健康管理の一環としてお口のケアを捉えていただきたいと考えています。

噛み合わせの影響については「嚙み合わせ」のページも併せてご覧ください。

歯周病の病気の種類と進行度

歯周病は、その進行度合いによって大きく4つの段階に分けられます。歯科医院では「歯周ポケット」の深さを測る検査を行い、どの段階にあるかを診断します。

1. 歯肉炎

歯肉炎は、炎症が歯茎だけに留まっている状態です。歯を支える骨(歯槽骨)にはまだ影響が出ていません。この段階であれば、適切な歯磨きと歯科医院でのクリーニングによって、元の健康な状態に戻すことが可能です。歯周ポケットの深さは2ミリから3ミリ程度が目安となります。

2. 軽度歯周炎

炎症が進行し、歯茎だけでなく歯槽骨の一部が溶け始めた状態です。歯周ポケットは3ミリから4ミリ程度になります。歯茎の腫れや出血に加え、歯が浮いたような感覚を覚えることがあります。この段階から本格的な歯周病治療が必要になってきます。

3. 中等度歯周炎

歯槽骨が半分くらいまで溶けてしまった状態です。歯周ポケットは5ミリから7ミリ程度と深くなり、歯根(歯の根っこ)の表面に付着した歯石もかなり多くなります。歯茎が明らかに下がり、歯の揺れを感じるようになります。口臭も強くなる時期です。

4. 重度歯周炎

歯槽骨が3分の2以上溶けてしまい、歯がグラグラして今にも抜けそうな状態です。歯周ポケットは7ミリを超え、頻繁に歯茎から膿が出たり、激しい痛みを伴ったりします。この段階になると、歯を残すことが難しくなるケースも増えてきます。

歯周病の治療法について

歯周病の治療において最も大切なのは、原因である細菌(プラークや歯石)を徹底的に取り除くことです。当院では、精密な治療を通じて患者さんの大切な歯を守るために、段階に応じた処置を行っています。

基本治療(プラークコントロールとスケーリング)

まずは、毎日のセルフケアの質を高めるためのブラッシング指導を行います。その後、歯科衛生士による「スケーリング」で、歯表面の歯石を除去します。初期の段階であれば、これだけで劇的に改善することもあります。

当院の予防への取り組みについては「予防歯科」のページを参照してください。

ルートプレーニング

歯周ポケットの奥深くにこびりついた歯石を除去する処置です。目で見えない部分の汚れを取り除くため、非常に高い技術が求められます。当院では、肉眼では見えない細部を確認できるよう、必要に応じて拡大鏡などを使用し、精密な処置を行っています。歯の根の表面を滑らかに整えることで、プラークの再付着を防ぎ、歯茎の再付着を促します。

精密な処置の詳細については「高倍率ルーペを使った治療」のページをご覧ください。

歯周外科治療

基本治療で改善が見られない重度の場合は、外科的な処置を検討します。歯茎を一時的に切開して、直接根の奥の汚れを目視しながら除去する「フラップ手術」などが代表的です。また、失われた組織を再生させるための再生療法を行うこともあります。

矯正治療との連携

歯並びが悪いと、どうしても磨き残しが生じ、歯周病のリスクが高まります。仲谷歯科・矯正歯科クリニックでは、歯周病治療と並行して矯正治療を組み合わせることが可能です。お口の土台を整えながら、清掃性の高い綺麗な歯並びを目指すことで、将来的に歯周病が再発しにくい環境を構築できるのが、当院の大きな強みと言えるでしょう。

矯正に関する詳細は「矯正歯科」のページで解説しています。

 

歯周病についてのよくある質問

Q1. 歯周病は一度治っても、また再発しますか?

A1. はい、再発する可能性があります。歯周病は「寛解」という、症状が落ち着いて安定した状態に持っていくことはできますが、お口の中のケアを怠れば再び細菌が増殖して炎症が起こります。そのため、治療後のメインテナンスが非常に重要です。

Q2. 歯磨きのときに出血するのですが、磨かないほうがいいですか?

A2. 逆です。出血するのは炎症が起きている証拠ですので、そこには細菌が溜まっています。優しく丁寧に磨き続けることで、汚れが落ち、歯茎が引き締まって出血しにくくなります。ただし、磨き方が強すぎると歯茎を傷つけるため、一度歯科医院で磨き方のチェックを受けることをお勧めします。

Q3. 歯周病が原因で歯が抜けてしまったら、どうすればいいですか?

A3. 残念ながら歯を失ってしまった場合は、インプラントや入れ歯、ブリッジなどで補う必要があります。当院では精密なインプラント治療も行っておりますが、まずは残っている他の歯が歯周病にならないよう、徹底したケアを優先します。

Q4. タバコをやめないと、歯周病は治りませんか?

A4. 禁煙を強くお勧めします。喫煙は歯周病治療の効果を著しく低下させ、治りを遅くする最大の原因の一つです。治療を成功させ、再発を防ぐためには、生活習慣の改善が欠かせません。

最後に

歯周病治療は、歯科医師や歯科衛生士だけで行うものではありません。患者さんご自身が「自分の歯を一生使い続けたい」という強い思いを持ち、私たちと一緒に歩んでいただくことが不可欠です。私たちは、日本橋という歴史ある街で、患者さんの人生に寄り添うパートナーでありたいと願っています。

当院の強みは、なんといっても精密な治療へのこだわりと、一般歯科と矯正歯科の強固な連携にあります。ただ汚れを落とすだけでなく、なぜそこに汚れが溜まるのかを噛み合わせの観点から分析し、お一人おひとりに最適な解決策を提示いたします。高倍率ルーペを使い、妥協のない処置を丁寧に行うことで、予後の安定、つまり治療後の健康な状態が長く続くことを目指しています。

歯周病は、放置すればするほど治療の難易度が高まり、時間も費用もかかってしまいます。「これくらい大丈夫」と過信せず、まずは検診を受けることから始めてみませんか。東京都中央区日本橋2-1-20、日本橋駅から徒歩1分の場所で、皆様が安心して相談できる環境を整えてお待ちしております。明るく清潔な院内で、スタッフ一同、お口の健康を全力でサポートさせていただきます。

当院の診療理念については「当院の特徴」のページをぜひご覧ください。


この文章の作者

仲谷歯科・矯正歯科クリニック 

仲谷歯科・矯正歯科クリニックは、日本橋駅から徒歩1分の好立地にあり、一般歯科から高度な矯正治療まで幅広く対応する総合歯科クリニックです。精密な診療や噛み合わせを考慮した包括的アプローチに強みを持ち、地域の皆様の健康寿命の延伸に貢献しています。

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